2022AW forme hand mocca blucher
個人的にはフォルメの短靴の中で最高傑作だなと思います
木型は22AWから新たに登場する13番。当店では少し細身でセミドレス寄りの10番を多くラインナップしていますが、それとは対照的に少しゴツっとした木型です。9番がボテッとした感じで、13番はゴツっとした印象ですね。分かりにくいですけど(笑)
スクエアトゥをベースに、スクエアの角を適度に丸く落とすことにより、ラウンドのフォルムの中に武骨さが同居している絶妙なバランスだと思います
木型もそうですが、靴自体もボリューム感を加えることを意識されて作られています。
羽根周りのダブルステッチやモカ部分もフォルメのローファーよりも太い糸で縫われています。また、モカは熟練の職人による手縫いです。
つまみモカなのでモカ割れが起こらない点も嬉しいですね。ハードなワークブーツならばモカが割れた方がより武骨に見えるので良いかもしれませんが、キレイ目なモカシンならばモカ割れしないほうが良いと思います。
フォルメの靴の中で地味に感動している箇所はライニングに貼られている革です。
ここを軽視しているブランドが結構多いんですよね。足入れをしたときの快適さにも直結するので重要なポイントだと思います
僕は昔にVassやjohn lobbのライニングに感動したのですがそれと全く劣らないクオリティだと思います。
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