【グッドイヤーウェルト製法】高級革靴ブランドも愛用のグッドイヤーウェルトについて

当店で取り扱いのある革靴も
数多くのブランドでも使用されている
【グッドイヤーウェルト製法】についてご紹介します。

目次

グッドイヤーウェルト製法とは

otokomae blogから引用

革靴の代表的な製法の一つで、高級紳士靴ブランドで当たり前の様に使用されていることから
高級紳士靴の代名詞」とも言われているそうです。

グッドイヤーウェルト製法は複雑な作りをしていて

中底に貼り付けられたリブと呼ばれる突起部分に、アッパー、中底、ウェルト(コバ)を一緒に縫い付け、本底(アウトソール)と縫合する製法です。

アッパーと本底が直接つながっていない為、複数回アウトソールの交換が可能になり、長期的に履くことができます。

ウェルトとアウトソールを縫い付ける(出し縫い)ので、ウェルトの幅がどうしても出てしまい重厚感のある見た目、しっかりとした作りになります。

グッドイヤーウェルト製法の特徴

・履いた分だけ足に馴染む
・長期的に履ける
・雨に比較的強い

足に馴染むのはインソールにある中物(主にコルクやフェルト)が沈み込み、足裏の形と同じになるのでフィット感がより増し足に馴染みます。

他の製法でも中物が入っていることはありますが、グッドイヤーウェルトほど厚くないので、やはり足に馴染むという点でグッドイヤーは優秀だと考えられます。

上記でも説明しましたが、アッパーとアウトソールが直接つながっていないため、ソールの交換が可能で、長期的に履くことができます。

グッドイヤーウェルトはその構造から雨水が入りにくく、比較的雨に強い作りになっています。、ソールはレザーなので痛みますが交換が可能なので、そういった点でも雨に強いと言えます。

・履き始めは硬く痛い
・価格が高い

履き始めは、インソールについているリブというパーツが硬く痛いと感じることもあると思います。リブはグッドイヤーウェルトの仕様上、どうしても頑丈になってしまいます。履き続けるとメリットの方でも挙げた様に、足に馴染んで柔らかくなります。(柔らかくはなっても製法の仕様上、柔らかさでは他の製法には勝てません)

これまでに紹介したメリットデメリット含め、グッドイヤーはかなり複雑な構造、複数のパーツを使用しています。
その分、作成コストはかかってしまうので、他の製法に比べ、価格が高くなってしまいます。

しかし、ソールの交換が他の製法より多くできる点など長期的に見ると、より良いものを長く使う方が良いのでグッドイヤーウェルト製法で作られたものは長く愛されるのだと思います。

実店舗
Roxanne
岡山県倉敷市玉島2-9-33
予約制で営業しております

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