久しぶりにオーナーの藤原に会ったある日､急に薔薇の香りが漂ってきました｡
声をかけると何やら一吹きしたようです｡
見せてもらうとマドエレンの恐らく廃盤のオードトワレでした｡
トップには華やかなローズとアンバーを感じますが､割とすぐにパチュリの落ち着きつつも力強い墨汁のような香りが立ち上がってきます｡ユニセックスで使えそうです｡
同時に思い出したのが､妹が持っていたマドンナのCD｡歌手本人が好きな香水をブックレットに染み込ませてあったんです｡今でも海外のファッション誌をめくると広告の香りでクラクラすることがありますが(笑)
シソ科とは思えないエキゾチックな匂いがパチュリと知るのはずっと後のことでした｡
今回初めてのマドエレンですが､昔から店頭では何度も嗅がせてもらってました(笑)特に代理店が青山に出していたエルムタージュ(現在閉業)は種類が豊富なのはもちろん､ジャコメッティのリザードの靴の隣にオールドバカラが並んでいたりとワクワクする店でした｡いつも金欠なので見せてもらうばかりでしたが｡
https://www.web-across.com/todays/cnsa9a000009yf2a.html?ra=1
現在佐々木さんはよりライフスタイル方面に力を入れているようですね｡
あとシールトゥルドンの代理店でもあったようで､エルムタージュにはキャンドルが揃ってました｡知人の元ディプティックマニアは､当時の代理店であるグローバルプロダクトプランニングの倉庫に入れてもらって買い漁ったという強者ですが､香りが変わって好みでなくなったとの理由で､シールトゥルドンに乗り換えたそう｡
そして最近ラリックのキャンドルがシールトゥルドン製と知りました｡大都会岡山なので､お酒なども揃ったゴージャスなラリックの路面店があるのです｡沢山嗅がせて頂こう(笑)
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